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暗闇に沈む陽  作者: sakura
966/1017

歩くだけの話

さあ、旅に出よう

未知への旅路だ


この先にはツラいこともカナシいこともあるのだろうな…?


山嶺を遥か先に臨み、蟻のように大地を踏み締めて、歩いていく

空を飛ぶこともなく、速い乗り物に乗ることもない

独り杖を着きながら、歩くを私は選んだ


見上げれば、蒼天の天蓋に覆われ、大地は遥か先にまで続き、終わりはない

振り返らずに、好きな未知へ足を進める


なんて、自由なことか

…充分だ

現実を見れば、縛りつける鎖などは、はなからなかった…意志の剣に切れない鎖はない

人は、何処へ行くのも、何を為すのも、自由なのだ


喜びに足は弾み、未知なる希望に心は踊る

さあ、私ならば…そう、北北西に針路を取れ

皆が自由自在に散っていく

出逢いと別れは旅人のさだめなのだ


旅路にあたり最上と最悪を心得る

最後がどうなるか分からぬが、最良を選びたい

ほんの少しの心の振れ幅、気紛れを許す余裕ある意志が、道を彩るような気がする


泥の中に身を沈ませても、泥中に咲く花もある


誰もいない高山に咲く小さき花々、海原の先の小島に咲く色取り取りな花々、砂漠のオアシスに咲く花達を観る、夢をみる


足を、止めなければ…いつかは辿り着き観れることだろう



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