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煙突
月夜に黒い人影が立っている
何本も街角に立っている
静かな夜 音がない世界
彼らは皆、口を開け、黒い煙を空へとモクモクと吐き出しているのだ
灰色の空を、何本もの煙が棚びいている
ああ…こんなにも人がたくさんいるのだな
このままでは空が黒い煙で覆われてしまう
まるで工業地帯のスモッグのようです
何本か倒したほうが良いのかしら?
全部倒したら、世界は蒼天を取り戻せるのだろうか?
今ではあの輝く青空が懐かしい…
…
目が覚めると、世界はまだ真っ暗でした
天井に星はありません
最近は、疲れて横になると寝てしまうな
さあ、寝直しです 今度は楽しい夢を所望します