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夢
人生とは、二度と帰らぬ旅路に似て
だから荷物は、軽いほど良いと考える
要所要所で取捨選択して荷物を軽くしなければ
それは玉葱の皮を剥くのをイメージしてしまう
この世に置いた荷物を大事ない物から次々と剥いていったら、最後に消えてしまうが望ましいな
…かの田中正造のように、物持ちを少なくしたい
この世で、如何に力を振るおうとも、私財を溜め込もうとも、…旅路には持っていけない
財貨とは、罪禍とも書ける
本当の自分の所有と言えるのは己れの魂と身体だけ
余計なものは、置いていきたい
使い終えたら、社会や自然に返そう
キャッチ&リリースです
神のものは神に、人のものは人に返すのだ
旅するに、土地を所有して何になろう?
キレイに使い終わったら次の人に託すのだ
海や地球や青空や宇宙は、元々誰のものでもございませんし…
しかし、余生は、土地を地球から、しばし借りて定住し、小さな小屋を建てて、畑を耕し、鶏を飼って過ごすのも良いな…などと想像したりして