表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇に沈む陽  作者: sakura
94/1015

魔王007

風が強いのう


黄砂が 大陸の方から飛んで来るそうだ

大陸からは、最近 つまらぬ物ばかり飛んでくるのう


迷惑千万

洗濯物が干せぬではないか



ジッと、お盆の上を見る

…柑橘類の売行きが悪いのう

わし好きなのに


世界の滅びと、人々の苦しみに思いを馳せる。

喜びと悲しみと怒りと憤りと…


浅慮で下賎、小狡く、自分のことしか考えない事は良いとしても、生存させてやってる慈悲を勘違いして、電脳を使用してアチコチに蔓延る小虫どもぉ

つまらぬ欲望を、権利と正義で糊塗し、他に押し付け、主張する自称善人どもがぁ


全て燃えて、灰となれば良いのに…



こんな時は、ベランダ側に仁王立ちし、高笑いだ

わはははははは


食器を洗ったら、蜜柑系のコレを喰い尽くしてくれるわ

我の力を思い知り、畏れ慄くがよいわ

後で、食べたかったと言っても、後の祭りなのじゃ


そして、昼にカキフライを食べてくれる

我の欲望を満たす為だけに、栄養豊富な牡蠣を人類から奪うのじゃ

生牡蠣が好き

フライは衣が厚いのは嫌い


その後は休憩(シェスタ)して 怠惰に過ごしてくれるわい

寝ながら夕食の献立を考えてくれるわ

わははは


まさに魔王に相応しい一日ぞ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ