泡を吐く
ゴロゴロしながら、自己を考察する
…
犬のように真っ直ぐ生真面目に務めを果たしたいと願う
ダメなものはダメだと言いたい
ズルや嘘は嫌いだし、卑怯者にはなりたくない
私利私欲からの不正やズルには、合法不合法関わりなく、勝手に憤っている
ああ…猫のように気ままに生きたいな
自由に美味しいものを食べ、好きなときに寝て、勝手に気紛れにアチコチ歩き回りたい
でも他人に迷惑は掛けたくはない
見て見ぬ振りはするし、余計なことに首を突っ込みたくはない…面倒事は御免だし
私は、当面満足すれば、他はどうでもよい愚痴ばかりで何もしない怠け者
資産も頭脳も技能も権力も武力も、何も対抗できるものを持たないし
いつも、不安で、危難を恐れ、未知を畏れ、人を怖れている
私は、最悪な事態を妄想し、いつも後ろ向きに逃げだすことを前提にしてる、兎のような臆病者
ああ…目立ちたくはない、隠れて背景と同化したい
どうか気にしないで下さい
…なんたる混沌で矛盾した生き物だろう
あまり、立派ではないなと認識する
失敗と迷いと後悔を繰り返している
些細なことでクヨクヨするし、打たれ弱い
大抵は、倒れている
沢山いる小さい鼠のうちの一匹のようだ…それでもどっこい生きている、生き続けていく
はたまた美味しい理想を夢見て、何もしない眠り猫
出て来るのは、泡沫のような綺麗事と、墨のような黒々と愚痴ばかり…ブクブク
ああ…海の底で眠りたい
きっと静かで、誰に迷惑掛けることなく、夢みることが出来るでしょう