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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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氷の女王

微睡みながら夢をみる






凍りついた世界とは、富や身分、職業、住居、生活環境が、事実上固定化されたことを言うのですね

ここは物語が終わった後の閉じられた世界


閉塞し、未来に変化はない、呼吸すら息苦しい…


そうか、既に世界は終わっていたのでありますか?

はい、ここは氷の女王に支配された世界であります

瑣末な問題はあれど、平和な良い世界であります


…まあ、いいけどね


ミレニアムだ

資本主義を讃えよ

拝金です、搾取です、吸血です、喰らいあいの蠱毒です…シシシ


差別を排除せよ

差別の名の下に、自己欲望を主張して駄々を捏ねるのだ

全ての欲望に、差別の枕言葉を使えば正義となる


平等だ

全てを真っ平らにするのだ

山を削り、海を埋めたてるのだ…ダダダ


なんて素晴らしき理想の世界


それは氷の女王の恣意の現れ

残忍なほどに激しく排斥、赦さない心根、狭量な、あまりにも狭量な…詰将棋のような細かさで

偏狭なヒステリアスで見苦しくもみにくい



…まあ、べつにいいけどね

ただ、無性にうつくしいものをみたくなるのだ



空を見上げれば蒼

風が流れているに違いない

翼があれば、飛んでいけるだろう






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