小人
好き嫌いはいけない
食べ物において然り
本においては、尚然り
人においては、尚更然り
…ではない
嫌いなものは嫌いで、相容れないし、嫌いな人など眼にも映したくはないし、考えるのも嫌だ
ああ…私は、なんて懐に度量なく、心が狭いのか
かの中つ国では、かような人のことを小人と形容するらしい
幼い心で、大人になってしまった人のことです
自分の欲望に負けるほどに子供のように心弱く、大人の小賢しと小狡さ身に付けた、分別も隣人に寄り添う心も未熟な小人
心のままの姿ならば、ゴブリンです
今、巷は小人で溢れている
アチラコチラでウロウロフラフラしている…暇なのか?春だから?
大人と小人がぶつかりそうになっても問題は起きない
小人が前を見ずに走り回っても大人が、まず避けるし、小人が怪我をしないよう気をつける
問題は、小人同士がぶつかった場合で、互いに避けようとしないから、ぶつかるし、自分が悪くないと自己正義を振りかざし、罵り合い大騒ぎとなり、自分らで治める気遣いも実力もない
なんてみにくい
うんうん…ああはなりたくないものだ
あのようなみにくさは、うちに宿していたとしても衆目に晒したくはない分別があるのが救いです
出不精で良かった