ダニー
現状を鑑み、世の中は平等でなくともよい
無理やり、平らかにしても面白みはない
山を崩し、谷を埋めたて、平地にして如何にする?
平らは、地表の七割を占める大海原で充分です
しかし、平等でなくとも公平でなければならない
そしてそれは公正でなければならない
公平とは、機会の平等です
公正とは、ルールを自己都合で曲げないこと
実施するに、卑小な正義は排除すること
他人の正義は、いらないのだ
逆に、人々が、よりよく生きるに邪魔となる
正義よりも、悪や欲望を活用して、幸せに繋げるのが肝要なのだ
資本主義最高の世の中ですから、如何に人を騙して金を搾取し続ける人が第一人者で、勝者
善人の仮面を被り、悪人すら騙す狡知を身に付け、社会に依存して、人類が生み出した価値や富を収奪するシステムの持続可能性を高める
名付けるならば、富の中抜きマン
昔風に言えば、自宅に招いてはいけない吸血鬼です
小判鮫のように社会に張り付き、いまや本体社会をも支配している
働かずに、他人が生み出した価値や富の上に胡座をかいて生きる生活は、さぞや最高だろう
決して偉いとは、口が裂けても言えない
逞しくダニのように生きている
悪くはないが良くもない
私の中では、悪人の中の悪人であるとの印象で、生理的に虫唾が走るけど、同時に羨ましくもある
「越後屋、おぬしもワルよのう。」とお代官様から称賛の言葉を賜りたい気持ちもある
だから、認めようではないか…人とは悪であると
生きるためには、清濁合わせ呑まなくてならない
全員が労働し富や価値を生み出し、全員が資本を投資して儲けを社会から中抜きし、富や価値を循環させる
機能すれば、多少は格差の偏重を無くせるかもしれない