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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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風吹

こことは違う何処かへ

行けばいいさ

行けばわかるさ


後のことは気にするなよ

前へ歩みださなきゃ見えないこともある

気楽に行けばなんとかなるさ

ならなきゃ、足掻いてもそれまでよ


風にさそわれることもある

何も考えず行くことあるさ

砂利道の先には水平線が広がる

岬の突端へ行こうじゃないか

違う景色が見えてくる


ああ 歩けば歩くほど 進めば進むほど ドキドキするじゃあないか

今まで見えないものが見えてくる

今まで気付かなかったものが気づく

繋がる つながる 今まで歩いて来た道が


雨が降ることも、たまにはあるさ

雪や嵐の日もあるに違いない


それでも山の向こうを見てみたいと、思うじゃないか

海の果ては、どんな所なんだろと、思うじゃないか


でも、ある日、腑に落ちた

どうやら 僕は ここまでのようだ

サラサラと砂が崩れて行く音がする

残念だ 残念だ 涙が出るほど残念無念


だから、ここからはバトンタッチだ

代わりに見てきておくれ

悪いものは引き摺り下ろして、連れていくから


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