892/1025
ポコパン
内界と外界
その狭間の鏡にも似た薄い膜
外界の光や風を反射して受け止めて感じ入る
星々の煌めき
風の囁き
虫の声
真白な雪の冷たさ
ポコパンポコパンと反射する
その響きが反響が、内界を震わせるのだ
夏の陽射しは乱反射 青空に底抜けをみる
心が軽くなる フワフワと浮き沈み
シャボンのような心持ち
意識の窓から垣間見る
見られているのはどちらだろ?
内に居るのか外にいるのか
ウチとソトで意識は成り立つ ポコパン
強い光りの暗い影にみる
木漏れ日の下の緑陰を思う
光りを乗せて風が吹き抜くを感じる
其処に存在しない
塵となり、世界のあらゆる処に飛んでいく ポコペン