ラーメン放浪記❷
®️のブクマが95達成
あと5人で、目標100
素直に嬉しく思う
…
感謝感激雨霰
海岸沿い近くを歩いている
海は、雨で烟ってよく見えない
倫敦の霧のようだ
風が吹き、細かな雨が吹きつける
寒い、風の冷たさに震える
…
ああ、、私、出不精なのに…早く帰りたい
凍えそうだ…ああ、因みにデブ症ではない
寒い…ああ、そうだ、ラーメン食べにいこう
Center区の商業施設の一角に、美味しいと噂されて本店が予約制となってしまった無化調のラーメン屋の三号店が出店してるとか、調べはついている
電車賃は掛かるが、こんな心身寒い日には、暖まるラーメンが食べたくなるのが人情であろう
睡眠不足と疲労困憊した重い足取りで目的地まで一人で向かう
眠い…寒い…疲れた…お腹空いた
様々な思いが走馬灯のように胸中を駆け巡る
私の人生は、ずっとこんなものです
きっと、これからも
私にとってラーメンとは、一杯の灯火に等しい
空からは雨が降り、私の傘を濡らしていく
不足の事態に折り畳み傘は必須です
空は今日も灰色、滑らぬように足早に急ぐ
…
途中、様々な誘惑に負けず、目的地に辿り着く
並んでいたけど、店内は空いている
順番は早く来た…携帯から注文する
焼豚追加、玉子、葱、海苔を入れたら、1600円
た、高い、あまりの高さに魂が震える
仕方ない…心身を暖めるための投資と考える
なにより、いろいろともう限界で、食べたいし
エネルギーを補充しなければ、もう動けません
焼豚食べたい、玉子葱好きだし、海苔も美味しいらしい…
きっと、多少の贅沢は赦してくださるだろう
アーメン
…
注文して、しばらくしてアルバイトらしい異人さんが、運んで来てくれた
一人用のテーブル上には調味料は置いていない
キョロキョロと周りを探すも胡椒すらない
む…多分、不必要なのだろう
まずレンゲて、スープを飲む
ん?
もう、一すくい飲む
んん?
…薄い
… …上品な味…かも
モグモグと食べましたが概ね美味しいつまらない味だ
いやいや、美味しい料理には、間違いはない
しかし、これは、…ラーメンなのか?
昔の支那そばの、上位互換かも?
だが、私の中では、ラーメンの範疇から外れた印象
多分、私の期待の高さが原因に違いない
そもそも私の中で、ラーメンとは安くて美味くて暖まる庶民の味です
庶民の味方、それがラーメン
うんうん…ちょっとガッカリ
外に出れば、小雨が降っていた
歩いてたら蕎麦屋さんが目に付いた
口直しに天ぷら蕎麦を食す
うん….まあまあ
流石にお腹いっぱい
ビルの谷間を歩いて行けば、陽射しが差し込んできた
いつの間にか雨が上がった
しかし、私はこれから地下鉄に乗って帰るので、関係ないのだ