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暴風
継続するもので煉瓦を積むように
新しき風に吹かれるように
人に関わるように
蒼き輝きを忘れぬように
毎日を歩いていく
激しき風に吹かれようとも
その風が糧になる
風が吹いて来るほうを、キッと睨みつけるのだ
向かい風が私の望むところ
苦しくツラい時にこそ不敵に笑う
片足を半歩踏み出し、中指を下品に立てろ
私の主人は、私だし
髪を両手で覆い掴んでオールバック
私は私の道をいく、未知なる道を
未知なるほどに畏れるものはない
震えるほどに 胸を掻きむしるほどに
唇を噛み締めて、目を細めて前を仰ぎみる
真円の満月を心に想い描いて呟く
光りなり、恵みなり、流星なり