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朽ちた世界
目覚めれば、この世界との邂逅
ああ、またこの世界ですか?
寝る前の続きの世界を上書きしていく
誰かの思惑に沿った誘導されるは怖気を振いたくなる
その点さえ我慢すれば割と快適で不可はない
社会に組み込まれれば、棺桶まで大丈夫だし
夢や浪漫は、寝てるときに見れば良い
電車に揺られてエンヤコリャ
昨今では、通勤する必要はあるのかなと思う
ゆっくりと風に吹かれる砂のように朽ちていく
世界は精巧で製鋼で蟻の入り込む隙間もないように見えるが、そんなこともないだろう
世界が灰色に見えるのは、頭が凝り固まってるに違いない 少しだけ解してみよう
幸い手が二つ、足が二つあるので充分だ