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歩いていく
生命が芽吹くとき
冬の雪の下にて誕生を待つ
離れて帰れば暗がりに一人
寒く耐え、悴む手を摩り、霜をザクザクと踏みしめる
暗い未明の朝を、月のない闇夜を、ただひたすら歩くのだ
シンシンと寒さは降り積もる
だが月の闇夜の半分は月の明かりが照らしてくれる
ああ、それで充分だ
心に春を夢みるならば
冬を越え、春になれ、緑が芽吹くだろう
凍てついた闇夜の先には、暖かな陽射しが差すだろう
やがて小さなその光りは私の道さえ天ねく照らす
生命が芽吹くとき
冬の雪の下にて誕生を待つ
離れて帰れば暗がりに一人
寒く耐え、悴む手を摩り、霜をザクザクと踏みしめる
暗い未明の朝を、月のない闇夜を、ただひたすら歩くのだ
シンシンと寒さは降り積もる
だが月の闇夜の半分は月の明かりが照らしてくれる
ああ、それで充分だ
心に春を夢みるならば
冬を越え、春になれ、緑が芽吹くだろう
凍てついた闇夜の先には、暖かな陽射しが差すだろう
やがて小さなその光りは私の道さえ天ねく照らす
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