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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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お互い様でない

権利などは存在しない

これは人が勝手に創りし概念で自然界には実在しない

権利=欲望と言い換えても良い

権利とは、自己の欲望を他人に無理やり押し付けてるのを当然とした振る舞いなのだ

成り立ちは不明だが、昨今の使い方や影響をみるかぎり欲望を綺麗事で糊塗した言葉と、私は思っている


その権利を背景に、今、社会にありとあらゆる諸制度・特別休暇・休業制度が作られているが、いずれも目的に沿った制度で、理想を絵に描いた餅のよう


設立の理念は素晴らしいのだろう

あとは、現実にtouchdownさせる()()


ここで私は、どこまでも交わらない2本の平行線を想った…





私は、昔から綺麗事は信用ならず、胡散臭さを感じてしまう人間です

だから今から言うのは疑い深い、人を信用しない、度量の無い、懐の浅い人間の戯言です


特別休暇・休業制度の何処が胡散臭いのだろう?

考え抜いた

そこで、はたと気づく

この特別休暇、休業等の制度を支えているのは、利用している者ではなく、利用してない者であるのだ

なんたること

考えてみて欲しい

休暇・休業で人が減っても、通常、業務は減らない

すると休暇、休業利用者の業務を利用しない人が負担することとなる

利用する癖のある人は多いに活用し、これでは業務が回らないと気づいた人は利用しないまま、ずっと頑張る

これではお互い様ですらない


制度自体の鼎が履き違えられている


まず制度を利用する者が制度を支えなければならないのに、利用しない者が、余分な業務を負担することで、この制度が、成り立っている

著しく公平性が欠如しているし、制度を利用し楽になった者らの影で、制度の人柱や生贄になった人達はたまったものではない


この制度の正体は、お互い様どころか、一方的に楽をする者がいて、その者の負担を、制度の名の下に関係ない赤の他人に押し付ける制度なのだ

身も蓋もない言い方ながら事実であるから、言い方を変えようもない


やはり、この制度は胡散臭いとしか言いようがない


理想を体現したいならば、最低限その者がリスクを負わなければならない

なのに、特別休暇・休業制度は、そのリスクを関係ない他の者らに押し付けっぱなしなのだ


理想を掲げるのは、殊の外簡単で、誰でも言える

問題は、いつでも運用面で、これを解決しなければ通常実施は不可です

何故ならレールが敷かれなければ列車は走れないから

だから何故にここら辺が問題解決されないまま、制度自体が施行されてしまうのが不思議だ

最初から分かっていたはずなのに、何故丸投げ?


業務的にも、感情的にも、金銭的にも、是正する見通しが立たないならば、理想にまみれた諸制度は活用すべきではないかと心得る



無論、お互い様の諸制度は、また別の話しで、これは全員で支えているので負担するに問題はない




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