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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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言葉狩り

水が清すぎては、生き物は住めず

純水だけを飲み続ければ、危険

水に含まれている必要な栄養素を摂取出来ないせい

何事も過ぎたるは及ばざるが如し

バランスが大事


皆が利用していた公園

アレもコレもドレも禁止、昔と比べ利用者が極端に少ない

禁止され過ぎて閑散

そして誰もいなくなった…


うんうん…間違っていると思う

やり過ぎです

何事も、過ぎたるは及ばざるが如し

天秤を傾けすぎた上に分銅を更に乗せトドメを刺す行い

誰もいない公園を見て思う…コレっていったい誰得?


違う、違う、そうじゃない

純水ばかり飲んでは、その子はきっと短命

それは、皆もお望みではないはず

危険だから、嫌だから、正しくないから、などの理由で全部禁止してたら、不自由で、片寄った、偏頗な、さぞ面白みの無い社会が出来上がるであろう


物語りで、悪役を最初から全抹殺するようなもの

もし、言葉や表現で、これをされたら何も喋れず何も書けなくなってしまう

だが既に、私はこの傾向を感じている


言葉は、本来、如何様にでも喋って良いのだろう

思考や意志からの自然の発露だから、生まれるのを禁止することは、誰にも出来ない

それは、そういうものだから


悲しみに悲嘆に暮れ一人雨に降られ天を仰いで思わずでた言葉

誰もいない時さえ凍るような冬の深夜、暗闇に輝くイルミネーションを見たときの呟き

お腹空いて疲れ打ちひしがれて、陽が暮れて、窓から見えてしまった暖かな幸せそうな家庭円満な食事風景を見た時の気持ち


それらは他人が聴いたら聞くに堪えない負の言葉達


私の半分は負で、出来ている

自然に生まれてしまうのだから、それを禁止など出来様はずがない




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