路傍に咲く小さな花
なんだか身体の調子が変
そう感じた翌日風邪をひいた
医者が聞いたら勝手に診断すなと怒られるかもしれない
だが言葉1つで、症状状態が分かるので説明には便利
ここは、正確さより利便性を優先したい
なにより喉が痛くて喋るのも酷く億劫に感じる
ここは医者ならば、患者の心情により沿った言葉を発して欲しいなと自分勝手に考える
優先順位は、自分の体調よりも、日々の糧を得るため働くのが優先
それは資産などないので、働かなければ生活できないから
うんうん、ままならない、全く世の中はままならないなぁ…と念仏のように唱えながら一昼夜働き通す
倒れそうだと思っているうちは、まだ大丈夫
帰りに食欲ないながらも、無理無理ラーメンを食べにいって、…残してしまった
これは…ヤバい、結構重症です
自宅にて、栄養補給にバナナ食べ、市販の薬を飲み、倒れこむようにして横になり眠る
…直ぐに地球が暗転した
…
目覚めたとき、まだ人生の続きだった
異世界転生はなかった
喉が痛い これでは歌えない
身体の節々が痛い これでは踊れない
大変だ
怠い、痛い、疲れた、眠い
昨日からなんとか働きとおしたから、あとは休むだけ、休めるんだ、今日は休んでよいのだ
取るにたらねど、一寸の虫にも五分の休息
俳句かなんだか訳わからない言葉の羅列が思い浮かぶ
寒気がするので、毛布をかぶる
心置きなく休めるって、本当に素晴らしいことだ
幸せすぎて、泣けてくる
ゼリーを食べて、又横になる
また、明日
ああ、また明日も休みなのです
私が倒れても世の中には何ほどのことはない
それでも地球は回っている
チェケラ