表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇に沈む陽  作者: sakura
743/1026

路傍に咲く小さな花

なんだか身体の調子が変


そう感じた翌日風邪をひいた

医者が聞いたら勝手に診断すなと怒られるかもしれない

だが言葉1つで、症状状態が分かるので説明には便利

ここは、正確さより利便性を優先したい

なにより喉が痛くて喋るのも酷く億劫に感じる

ここは医者ならば、患者の心情により沿った言葉を発して欲しいなと自分勝手に考える


優先順位は、自分の体調よりも、日々の糧を得るため働くのが優先

それは資産などないので、働かなければ生活できないから

うんうん、ままならない、全く世の中はままならないなぁ…と念仏のように唱えながら一昼夜働き通す

倒れそうだと思っているうちは、まだ大丈夫

帰りに食欲ないながらも、無理無理ラーメンを食べにいって、…残してしまった


これは…ヤバい、結構重症です


自宅にて、栄養補給にバナナ食べ、市販の薬を飲み、倒れこむようにして横になり眠る

…直ぐに地球が暗転した



目覚めたとき、まだ人生の続きだった

異世界転生はなかった


喉が痛い これでは歌えない

身体の節々が痛い これでは踊れない

大変だ

怠い、痛い、疲れた、眠い


昨日からなんとか働きとおしたから、あとは休むだけ、休めるんだ、今日は休んでよいのだ


取るにたらねど、一寸の虫にも五分の休息


俳句かなんだか訳わからない言葉の羅列が思い浮かぶ

寒気がするので、毛布をかぶる

心置きなく休めるって、本当に素晴らしいことだ

幸せすぎて、泣けてくる

ゼリーを食べて、又横になる

また、明日

ああ、また明日も休みなのです


私が倒れても世の中には何ほどのことはない

それでも地球は回っている


チェケラ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ