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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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魔王44

 まったく危機感の無い奴らじゃ。


 言わなければ、気づかないのか?

 言っても、気付かないのか?

 行動しなければ、理解したとは解されない。

 耳で聴いただけ、文字を見ただけでは、知ったふりだけで何の意味もない。

 行動した時が、理解の着手と言える。


 これ程に言っても動かないならば、やはり碌でも無い有象無象の自分の利益の事ばかり考えている下劣下賤で治りようがない軽蔑に値する。

 無知蒙昧なくせに、浅薄な知識を得ただけで霊長類などと自ら自称する傲慢さを持ち合わせている頭悪い勘違いの厨二病を患っている…ほぼ全員がな。


 仮想の目ん玉をグルグル回す。

 …フフフ。

 だが… … …気が弱くて、敵でさえ心配するお人好しである。

 全くそれぐらいしか取り柄がない。

 ああ…それだけが人類が未だに存続を許されている理由。



 その本性は悪辣で相争い富を奪い合い碌な影響しか大地や海や森に残さない。

 世界にとって、なんのメリットなしばかりか、デメリットありあり。

 迷惑この上ない…周りにとり無い方が望ましい神の失敗作。

 だが、…ダメな子ほど神は可愛いらしい。



 …




 敵に塩を送るわけではないが、宿主が滅亡の惨禍に巻き込まれるのは忍び無い。

 だから、今回の我の叱咤激励は、一宿一飯の礼というやつじゃ。

 決して、我がスイーツを食べたいがためではない。




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