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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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ほりでい

流るる川は、観てせせらぎの音を聴いてるだけで、燻んだ心が洗われるようだ

もしかしたら本当に字の通り、精神の洗浄作用があるかもしれない

これは焚火や暖炉に、立ち昇る炎を観るときに感じる安心感に通ずるような

はたまた、森林の中で耳を澄まして静寂の音を聴きながら、深呼吸するような


これらは、心のバランスが偏らないように、足りない何かを欲しているのかもしれない…



川沿いを歩いてみました


およそ多くの人とすれ違う


景色を眺めながら歩いていく

河川敷の水が溢れれば流されてしまう場所なのに、畑を作ったり、車屋を営んだり、ゴルフ場、テニスコート、サッカー場、野球場、運転教習所や残土置き場にしてるなどなど、活用されているのが散見される

台風が来たら増水して浸水するだろうに


ナイル川の氾濫後は肥沃な土地になるらしい…水に流されるリスクはあるけど…畑は正解かもしれないな

だが、車を置く場所としては、いかがなものか?

エンジンまで浸かったら一発アウトでは?

個人営業規模で閉鎖しており、古い型の車が汚れたまま放置されていた 栄枯盛衰ですな


鉄塔の類、木造のベンチなどは、数年前に通った時と変わらない

おそらく、鉄塔などの人工物は、私が時の流れに消えてもあるに違いない

ベンチさえ数年ぶりに邂逅すると懐かしさを覚える

木製なので、枯れ具合から、次通るときには無いかもしれないが


いずれにせよ、私など関係無しに、川の流れのように時は過ぎ去っていくのだ


川上の方へ左岸を歩いて行くと、自然のまま放置され、森のように鬱蒼と樹木や草がおい繁っている広々と場所もあった…人が入る隙間もない

それが、生命の息吹の前では、人などカケラの価値もないほどに感ずる


歩いていると、耳目覚知による頭脳内思考錯綜の結果、時の流れや、自然からしたら、人など、大したものでなしと確信できた

実に…人の卑小さを感じられて、ホッとする

うんうん、小さい、小さい 人類とは、なんて小さい哀れなちっぽけな生き物なのであろうな…


柿とか実っているのを見ると、欲しくなる

河川敷に一本だけ生えてるから、貰ってもよいかな?とも思ったけど、何らかの権利関連に抵触するかもしれないので思うだけで手はださない

甘いのだろうか?食べてみなければ分からない …食べないけど


川は何ヶ所かで、堰がある

自然と人工がおりなす景色は、見応えがあります

しばらく見入ってから写真をとる


ベンチに座って、果実とチーズ入りのパンを食べながら、自宅から持参したホット珈琲を飲んだり

なんで、野外で飲む珈琲とは、こんなにも美味いのだろう?不思議であるな



夕方まで歩いて電車で帰る

山登りと違い、川沿いの散策は、川沿いを離れれば直ぐに都市部なので、疲れたらいつでも直ぐに帰参できるからお手頃なのです


途中、ペンペンさんへのお土産にチョコアップルパイを買って帰りました




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