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暗闇に沈む陽  作者: sakura
705/1026

魔王42

夜の帷が落ちた

疲れきった宿主の意識も当然落ちる

ぐへー!



はたまた、あらくに、我の時間なりけり

ふむふむ…東の島国の王が…又すげ替わるか…ぐはー

どーでもよいがな、そんなもんそんなもん、

期待しない 何も知らないわらぬから


ぬねぬ…宿主め、アルコールを摂取してきたなぁ

呂律が回らぬわ

精神は、当然肉体の影響を受ける

まはらじゃー


それにしてもよくもまあ次から次へと変化に富むものじゃのう

名誉職ならば、それでもよいがー

実際の実務を司る長ならば、あまり良いとは言えんじゃろ

酔った我にも分かるのじゃ


頭変われど…身体はついていけないだろうに


なんて可哀想で哀れな身体なのじゃ

サメザメじゃじゃ

蔑ろされ、大切にもされず、利用するだけ利用して後は知らぬ存ぜぬでは、信用も信頼も絆も無いに違いないない

泣けてくる


プッ、ワハハハ…


世間とは….頭が変わったら顔だけは変わるから期待はするだろうに 最初は、そうだ …は常にそう

希望だ、絶望だ クルクル廻るがいい

最初の期待値は高い


だが…其処からは現実に即するから、転落が始まるのじゃ

けくくわははは


大笑い


身体が変わらないものが、変わろうはずもない


今までと一緒

期待は超しないから気持ちは大丈夫で落胆などしようがない

いや…期待するべきだろう

魔王の立場的には、大いに期待するべきか?


だが甘いな、他人に期待するうちは、結局変わらない


結局、細胞レベルで、自分が身体が変わらなければ世の中は変わりはしないのだ


だから、頭は騙すのだろう…身体全体を

羊の群れを誘導するように

さあ羊飼いの腕の見せ所じゃ

だが昨今、絵図面を描く者の能力低下が著しいのう


下劣で浅はかで底が見え透いた設計図では、興が覚める

海底の底は、ガラス張りで見えれば、喰えない黒海鼠ばかりでは、はーガッカリガッカリ…酒のツマミにもなりゃしないわい



からだは大切にね…ジャン





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