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鮫
使えば、枝葉は伸びる
不作為ならば、衰える
自明の理だ
だから、私が、このままラーメンを食べ続ければ、アレコレと、門前の小僧習わぬ経を読む的なものが働きて、一端のラーメン通になってしまうかもしれない
蘊蓄を語ったり、味覚でスープを嗅ぎ分けたり、脳裏にラーメン店マップを作成したり、ランキングを自然と作ってしまったり、ラーメンについて質問されたら、即答しちゃうか、調べて回答する姿勢を持つとか…。
つまり、方向を決めて歩きだせば、歩いた分だけの技能は伸びて行く…無駄はない
立ち止まれば、衰え朽ちていく
これは、動物たる所以で、歩くのは宿命なのだと思う
それは、泳ぐのを止めれば、沈んでいく鮫のようなもの
…ブクプク。○°*・
しかし、休息もまた大事なのだ
アクセルとブレーキは使い分けなければ…
取り敢えず、私な日々の糧を稼ぐため、今日も出発です
人は、先立つものが無ければ、生きていけないのだ