ハラヘリハラヘラ
ラーメン屋に入る
いや、つけ麺屋さんでした
この際、何でもよい
厨房を正方形に囲んだカウンターでした
…裏手に座る
意識は、既に朦朧です
カロリーは、まだか?早くに摂取しなければ!
気分はゾンビ、あああ、早く食べたいデス
座ってから店内に音楽が鳴っていることに気がついた
カウンターに置いてあるグラスには透明の液体が入って汗をかいている
まるで、一部分だけ切り取れば、夕暮れ後のバーのカウンターに座っているかのよう
しかして、そのグラスの中身は、水です
外国の店員の方がカタコトの日本語で応対してくれる
つけ麺、大盛りで!
言い忘れたので、数拍後に、声を大にして言う
…待つ
宇宙が垣間見えるくらいの時が経った頃、着丼
箸を取る
(擬態語でお楽しみ下さい)
カオスカオスカオス、カラカラバリバリ、スーダラスーダラ
ハラヘリハラハラ、ズルズレバラバラ、カオスカオス
パラリラパラルンパラパラ、カオスカオス…
麺を食べ終え、つけ汁にスープ割して、全部飲み干す
プハー
…
ふー、足りん、全然足りない
小腹に麺が入ったら、益々、お腹が空いてしまいました
だが腹八分目と言う
店員さんにご馳走様言う
次だ
モグラは常に食べ続けなければ死んでしまうと言う
しかり、しかり
モグラの気持ちがよくわかる