表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇に沈む陽  作者: sakura
691/1026

輪廻転生

夜明け前に目が覚めた


暗闇の中で、鮫が深海を回遊するようにツラツラ考えてみる

人生の始まりから終わりを、走馬灯のように想像する

よく、前世があり来世があり、人は生まれ変われる云々言い立てる人達がいるけど、ハッキリ言ってしまうと、それは幻想で妄想です

生物は死ねば、それで終わりです …その先はない


どう考えても、未来は断崖絶壁の如く終わりがあり

一人の例外もなく、それは誰にとっても平等な事実

魂の輪廻の情報は、人類が生み出した壮大な妄想に過ぎない

だって寄ってたつものが全くないもの…実に残念だと思う


だから、天国も地獄も現実には存在しない

それらは人の心の中でしかあり得ないのだ

結論は、変わらない





しかしながら、僕は考える

思考の流れは、そんな当然の如くの解答で終わらないのだ

確たる現実は、それはそれとして受けとめるとして…


それで終わりでは、つまらないから


僕は、人類の特徴とは、嘘、幻想、物語、フィクション、SF、ファンタジー…などにあると勝手に思っている

事実と真実は違うし、嘘から出た真実(まこと)などの言葉もある


人類は、これまで嘘を、現実化して来た…

たとえ魂なるものがあったと仮想して、それが輪廻しているなど突飛な妄想は、あった方が面白いし、気持ちが救われた心持ちにならないこともない

心理的には有効な妄想であると思う


大海の一滴のような卑小な私めが、魂の輪廻など、膨大な世界のあらましの一端に関わる妄想をアレコレ言うのは、口幅ったく畏れおおいが、まさに其れこそが人類の特徴であるから…肯定です、それで良いのだ…うんうん


だから、魂があると仮定して思考をすすめる



つづく


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ