月と団子
肉体と精神は連動している
どちらも私であるに違いなく、魂だけになったとしたら、それは多層な幾つもある自分の一部分に過ぎない
精神活動だけ、魂と呼称されるものだけ、見えないものだけを重視するのは甚だ片手落ちではなかろうか
頭脳だけ偏重するのも甚だ遺憾
逆に肉体だけ鍛えたり、酷使するのも是に同じ
肉体が疲労困憊だと、意志も引きずられて、昏睡するし
だから、私が休日の午前中を寝て潰し、昼過ぎに起きたとしても如何ともし難いのだ…
…
のらりくらりと起き出して、ペンペンさんが作ってくれた冷やし中華を、ボソボソといただく
ああ…何もしないまま夏が終わってしまったなぁ
悔恨と諦観が混じったような心持ちである
それでも世界は、回っているから、私が何かしようとも世界は何も変わらない
それ程に現実は強固なのか?
変える入り口は、常に自分の中にある
そして肉体は、意志に連動している
その逆に、今は引きずられて倒れているけれども
ああ…世界を変えたい…透明なブルーに、海の表層から深海までグラデーションの層をなすようにブルーで塗りたくりたい…うんうん、世界よ、海の底に沈め
世界全体が海の底に眠る貝のように、動かず静かならば、私が寝続けていても目立たないに違いない
世界よ、私を見習い、更に、より越えて一日20時間は寝て欲しい
さすれば、世はもっと習熟するに違いない 深度を掘り下げるのだ 即ち鎖国である
そうなれば、世の中は少しは落ち着きを取り戻し静かになるに違いない
そうそう、現に今の世は、バランスが悪いのだ
昼ばかり、起動時間ばかりを重視している
今こそ天秤の偏りを直すべき
夜は、寝るべきで休むべきなのですよ
さあ、みなさん、月の神様にお祈りです
そして、働いた分、ダラダラとだらけて怠けるのです
それが自然の理、いやさ道理に違いない
つまり、私がゴロゴロしていても、これは仕方ないのです