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一蓮托生
マグマの坩堝
黒い人が落ちていく
溶けていく黒い人
世界中から、集まって来ている
救いを求めて、自然と集まってくるのだろう
穢れを、誰かが、取らなければならない
言わば、これは自然現象なのだ
もし滞れば、この世界は闇に覆われてしまう
だがあまりにも多い
誰かが務めを果たさず、ズルをしている
しかも、ねんねん増えている
価値を作り出さず、数字を使いズルをしているモノたちがいる
間引かなくてはいけない
芽が健全に育つには、そいつらを間引かなくては
さあ、そいつらを埋めに行こう
不必要なモノを埋めてしまおう
浄化するのだ
黒い人の弔いの火を燃やせ