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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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なるほど・ザ・ワールド

精魂尽きての帰り道、電車から降りる際、乗って来る乗客に舌打ちされた

…チョムカです!


人種(ひとしゅ)の中でも、温厚な私ですら、瞬間に思考が沸騰

それは、半分閉じていた眼が、開眼するくらいの煽りの下卑た音…!

すかさず背中に蹴りを放ちたいほどの衝動に駆られる

…我慢する、この時、世界が止まり、思考が加速した


(…倫理的には蹴り程度は許されるはず もし、私に尋ねられたら、オールグリーンで、即時に許可をだします U、やっちゃいなよ 舌打ちは其れぐらいの無礼な罪 あああ 奈落の底に落ちて、全身の骨を折って詫びろ そして、そのまま反省と後悔の涙で大甕が満ちるまで、放置されるがよいわ わはははは…)

その後、瞬く間に私の中で妄想が発動し、奴は666回の地獄を巡り廻った



6秒後に、気持ちが落ち着き現世に意識が戻り、世界が動き出した


電車の扉が閉じた


フッ…奴め、生命拾いしたな

温厚で寛容で心広い私でなかったら危なかったぞ

だが、世の中には、私のような赦す人間ばかりでないことを私は知っている

必ずかち合うと断言できる

近似したモノは何故か互いに引き合うのだ


…だが、くだらなきものの諍いには巻き込まれたくはないな


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