象
人には畏れが必要だと思う
考えてみれば、畏れのない人など、高慢で驕慢、碌なものでなし…やれやれ
頭上に畏れを抱いていれば、自然と頭も下がるもので、礼儀を尽くす所存にもなるだろう
だいたい人類は、普段、霊長類を自称しちゃうなど、他から見たら笑うしかないほどの傲りぶりです
うんうん…ちゃんと頭に重しを置いておかないと
他者への尊重がなければ、自らを尊ぶことはない
脳は自他を区別することはないと聞く
他者を軽くみることは、自らを蔑めているのだ
しからば、汝の隣人を愛せよ アーメン
実際の話し、人が認識出来ることなど、世界の何千分の一すら無いという
…物知らずにも程がある
たとえば、自然の偉大さに感動するような、五感で知覚できることすら、ほんの些細な事に過ぎない
人は、自分が知らないことすら知らない
自分の事も分からないのに霊長類とは、これ如何に?
自分より上位の存在から見える景色は、きっと違う景色が見えてるはず
自分の背より高みの…たとえば、山頂からの景色は絶景に違いないだろう
でも、それすらも精々が1万メートルに満たない
それも自らの足で、登り切ったからこその価値ある景色であるから、山を登れば身の程を知るに違いない