暗闇に沈む陽

ランタン

パチパチと音がする

指令が来る　大いなる指示出し

パチパチ、光りがはぜる

肉体が指示に従うと、その後で追従するように意識のディスプレイに浮かびあがる

僕らは、自分で決めたように思う

違う

既に決定はなされて、身体は動き始めている

僕らは、それをさも自分が決めたように思っているだけ

本体は身体で、その身体すらも子機にすぎない

たとえれば、僕らは携帯の画面上に走る文字にすぎないのだ

思っていると思っているに過ぎない

後から整合性が合うように、認識の調整がされる

バチバチて光りがはぜる

僕らに遥かな高みから新たな指令がきた