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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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真似

言葉とは、誰かれの所有するものではない

物資に喩えれば、空気みたいなもので、もしこれに所有の概念を与えるならば、結末は、もはや所有者を抹殺するしかない

空気は生きるのに必須のものだから致し方なし


言葉とは、性質上、共有するもの

個人所有も禁止もできはしない

自由で、だからこそ使い方にその人なりの真価が問われる

どう使おうと自由で、それを聴いたり見たりした者が、どう思おうとも自由であると思う


汚い言葉、つまらない言葉、退屈な言葉は、無理矢理に聴きたくはないけど…それは拷問で、自由とは真逆の行為だから、当然自由ではない


言葉は伝達の手段であるから、同じ言葉を喋るのは当然であるし、同じ凡庸な人であるなら発想や言い回しが似るのも当然で当たり前だと思っている

もし、それを禁止するならば、先々でやがて誰も喋れなくなり言葉絶えてしまうだろう。


流れない風と同じで、禁止されれば、言葉は死ぬ


真似や模倣であっても、全く同じにはならない

木彫りの仏像を造るならば、同じ仏様を作っても、人により千差万別であると思う…そんな感じです


同じ言葉、同じ言い回し、同じ場面構成でも、そこに新たな何かを感じられば価値がある

全く全部同じでは、意味が無いし、つまらないし、価値もないし、…邪魔ですらある

それは他人が既に発見してる、或いは作っていたもの

作り手が何をしたいのか分からない



新たなものは、模倣から生まれるという

思えば、術や道も模倣を前提としていて、そこから新たな流派が自然と生まれていく

だから、模倣や真似を禁止してはならない


(パクリを推奨してる訳ではない あれは、見ても読んでもつまらない)


唯一真似が問題だと思うのは、固有名詞で、これは紛らわしいので、差別化して欲しい

ましてや商標登録で横行するような他者の名前を盗るなど、言語道断の行いだと思う




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