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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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路傍の石

テレビでダイヤを買いですと宣伝していた

あまり魅力はない

欲しいとも思わない


情動的な部分がないので、客観的にみれる

カラスは何故にキラキラ光るものが好きなのであろう?

最もダイヤは、金剛石とも言い、この世で一番硬いから工業的には使い道があり、評価はわりと高め

いざとなったら、これで殴ればよい

この世で一番硬いだけに、その効果は高いだろう


ダイヤの構成物質は炭素で圧縮した結果がダイヤの状態です


地球は、内側に近づく程に、物質は超圧縮されて密集状態だと聞いた

ならば地球の中心では、炭素は圧縮されてダイヤだらけですね

そう考えると、ますます欲しいとは思わない

私には路傍の石と同じです

これは貶してるわけではない

カッティングしたダイヤはキラキラと綺麗で、装身具に相応しいとは私は思う

ただ、普段、私がジャラジャラとした鎖を着ける気分にはならないだけ

時間に縛られてるから仕方無く腕時計は外出時身に付けてるけど、それ以外は身につけたくない


時の概念は、自由という観点でみると甚だ遺憾である




ダイヤは現代では電子マネーと一緒である

古来からある信用できる価値であり、その効用は(かね)の概念と同じ

値崩れしたりすると困る人がいるのだ

だから、天然石と変わらない人工ダイヤが大量に生産されても、その価値は変わらない

皆んなで、変えさせないのだ

よって、その価値が減じることはない


因みに、ダイヤ以外の宝石は、そこら辺しっかりしてないから、(かね)としての流通は難しい

買い手がなければ、それ唯の石です


だから資産的価値を求めるならば、宝石の中ではダイヤは買いですねと思った

ふむ、…テレビは、たまに正しいことを言う



もっとも、そんな高いものを買える金など、私にはない

日々働いた金は、生活費に消えていくから

うむ、真っ当な使い方です

金は流通して、初めて生きます

本来ダブつかせてはいけないのだ


昔、江戸っ子は宵越しの金を持たなかったという

もしかして金の本質を分かって行動していたのか?


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