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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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昼想曲

次々と休みにやるべき予定が埋まっていく

未来が黒塗りされていく

後は、働き蟻となって働くだけか…

テンションだだ下がり


雨は降ってないけど、心の中には雨が降っている

風光明媚な山に登っている己れの姿を思い描く


山、登りたかったな…


自由な休みが消えていくと心の中まで黒塗りされていくようだ…


ああ、もう何もやる気が起こらない

これからいくらでも雨が降ってもらって構わない

いっそのこと雨乞いをしようか

雨よ降れ、風よ吹け、嵐よ来い


だが、今月はまだ旅行予定があるのが唯一の希望

当日は晴れて欲しいので、雨や嵐が来るのは望まない


んん…心中で不平不満が渦巻いている…まるで台風のようにと認識している


人には束縛されない自由な時間が必要なのだ

今は檻の中で、自由に右往左往してる心持ち

これって自由?


やらねばならぬ事は、やらねばならぬ

でも、それは自主的に決めることで、誰かから強制されるべきものではない

今さらながら、自分で行動するのは、当然自分で決めたことだけだと思う

それなのに自分の恣意的な思いを発想、思いつき、若しくは欲望を、他人にやれせようとするから…思いついた人と実行する人が違うから、休みが潰れ、結果、不平不満の嵐が渦巻くのだ


自分の実力で出来ないことは諦めるべき…それでも諦めきれなかったら、自分で努力し実力を培って自分の力で成し遂げるとよいと思う

だから、私は批評家タイプの人が嫌い

それほど言うならば、己れが実行しろよと言いたいが、その言葉はブーメランとなって私にも突き刺さりそう


しかし、私は思うのです

他人に対し、要望ばかり言いたてるだけでは、赤ん坊と変わりない

精神が赤ん坊のままに、自分に都合の良い知識や概念ばかり拾い喰いして育って成人した擬似大人ばかりの社会は脆い


何故なら、責任を持って実行する人らの粗を、重箱の隅を突つく様にして批判、非難して、自分の欲望に正義の概念を塗りたくって他人に押し付ける人ばかりでは、社会が成り立たないから


批評は要らない

今必要なのは、社会を支える柱





他人の下種な思惑に巻き込まれたくはない

どんな大義名分をたてようとも尊重したくはない

自分のやる事を、他人の思惑に関わらず、選ぶ権能が人には産まれながらにしてあるとするならば、今の世の中、あまりにも自由が蔑ろにされていると感じる

やりたくないことはやらない拒否権も自由の一種だと思う


実際、やらなくても全く支障は出ない事案は、体感で9割…ほぼ無駄な事柄です

世の中は、やらなくても、回る…支障はでない

個の思惑など、そんなものです

いっそ消えてしまえば良いのに…他者の煩悩に心煩わせたくはない


人不足だと言うが、謂れのない苦情、要望など個の煩悩と判断できる事柄に、理由なくとも全く対処しなければ業務はかなり省略出来るし、そして不労生活者がちゃんと働いてくれれば社会は余裕で回る


その余裕を、人類存続に必要な本当に大事な事柄に注げるのに





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