真善美
どっかの坊様が言っていた
花は果実となり
月は出づれば必ず満ち
灯火は油を足せば光りが増し
雨が降れば緑は栄える
うんうん…なかなか美しくて良い
ちょっと言葉違うかもしれないし続きがあったけど、忘れた
いづれも、当たり前の現象を言っているに過ぎない
人が理解できる、この世の真理はあらかた語りづくされているし、調べれば出てくるし、森羅万象の智慧と知識の書庫の一割くらいは完成されてるのかもしれない
おそらく、人は知っている言えるだけでは、本当に知ってはいない
眺めて観察、五感、六感、七感…通じて感じつつも、食べて味わい理解して、咀嚼して腹に入れて、初めて知りつつあると言えるのではないだろうか…
すると、大抵の知識はメニュー表に載っているのを眺めているだけで、さも知っているかのように誤解してるだけ
本当は何も知ってはいないのだ
金額に応じて、何でも味わうことが可能なのに、なんてもったいない
そして食べないということは、メニューにフィードバックもできず、何の影響を及ばさず消えていくのだ…
それは、まさに今の私に違いあるまい
うんうん…クリエイティブという観点からみたら、その通りだけど、それもまたほんの一部に過ぎない
坊様の言いたいことは、とにかく何か為せば、相応の結果が返ってくる、だから善行を為しなさいと言いたいのかもしれない
たしか…後半がそんな感じであるのを思い出しました
でも、私は前半に感銘を受けた
これは、因果の概念を、端的に表しているから
この概念を否定するのは難しい
よほどの変態でなければ、通用する非常に強力な概念であると思う
美しささえ感じる…普遍的だからかな?
儚いものにも美を感じ、永遠なものにも美しさを感じるとは…美とはなんだろ?