表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇に沈む陽  作者: sakura
612/1026

山谷行路

山嶺の白銀の頂きを仰ぎ見る

如何ばかりか


蒼天に白銀が映えて美しきは、吐息となり、降りてきた風を吸い込む

清々烈々の空の気は、冷たく蒼白い

それが我の中で混じり合い燃焼するのだ

喧々諤々、意気喧囂

鉄の車輪が廻るかのように身体の中で火花が爆ぜる


一歩一歩踏み締めていく

空から見れば一匹の蟻の如くにゆらり揺ら揺ら…

空に刺さる頂きを睥睨注視する

岩山や荒野を歩きて風に吹かれる


しばし休憩


水を飲み顔を濡らし、足をさする

頂きは変わらない

太陽は中天をさす

来た道を振り返れば絶景のパラダイス

我は来た、そして我は行く

笑いが込み上げる腹で笑うが声には出ない

これで良い、我はこれで良いから


一人で旅立つ、真白へ続く道を




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ