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エトワール
働かないで悠々自適に暮らしたい…
疲労した身体を畳の上に投げ出し天井を見てると、そんな思いが沸々と湧き出してくる
それは、多分気のせい
心身が疲れているせいだと思う
そんな理想郷など、この世界の何処にもありはしない
人は、お互いを補完して生存している
一方通行は、あり得ない
これは、金額の多寡の問題ではない
個々の節度の問題だと思う
社会の様々な課題は、個々の品格で、解決は可能だと思う
それは、暗闇に灯る明かりのように感じる
たとえ太陽が沈んだとしても、月明かりが雲に遮られても、個々の大勢の人達が灯りを掲げれば、周囲を照らすことができる
なるほど…地上の星ですね
各個撃破ですね
一つ一つ明かりを消していけば、怖くはない
連携されては厄介です
繋がりを断てばよい
この世界は、誰のための世界であろうか
くだらなきどうでもよいことに埋もれ、心煩わされながら一生を削られていく
畳の上で、動けぬまま思考だけが走り抜けていく
うつらうつらと記憶が途切れ マボロシのよう
思考は、何処に依るのだろう…
…
うん…憔悴してるね
きっと、今の私には睡眠が必要なのだ