ざん切り頭を叩いて見ればケンリケンリと夜も眠れず…
権利…妙な概念を思いついたものだ
いったい発明したのは誰?
自己の欲望、願望を他者に対して、強制的に認めさせる
要は、自己欲望を正当化して他者に無理矢理承認させる
中身を言い換えても、字面を見れば、コレは碌なもんじゃないとわかる
それなのに通常オプションになっているのは、人に都合が良いからに他ならない
生まれながらにして自分に得となるのに、まず反対する者はいないだろう
だが、その役割は、自己欲望を他者に強制することなのだ…本来なら無い方が良いものだと思う
しかし、今では絶対正義として人間にへばりついている
まるで呪いのようだ
だが、自分だけ無いと、それはそれで困る
他人が見えない剣を持ち歩いてるのに、自分だけ裸でいるようなもので、あまりにも無防備…それはフェアではない
…
ならば、もはや使い方に気をつけるしかない
抜き身のまま持ち歩くのはダメだし、振り回さすのは、もっとダメです
それなのに、やたらめったら振り回す人が世の中多過ぎる
しかも、新たな欲望に●●権と名付けて、新たな権利がドンドン増えている…いやいや、そんなに要らないよ
権利が増えれば、当然ながら義務も増えるのだ
そして義務が増えれば、当然、自由は損なわれる
権利とは、決して自分に都合の良いだけの万能の概念ではないのだ
…分かっているのかな?
現在進行形で自分で自分の首を真綿で締めることになってきている…確実に締まってる
これが閉塞感の正体の一部だと思う
そのうち、人類は、一部分の人達を除いて、大部分の人達は息が出来なくなるかもしれない
これからは、増えすぎた権利を吟味して取捨選択し、使い所を間違えてはいけない
普段、鞘から抜いて持ち歩き、やたらと振り回すのは辻斬りと同じだと思う




