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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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正義面

 差別なるものを料理するには河豚を調理するほどの腕前が必要であるかな?

 差別とは使用するに際し、難しい言葉だと思う


 ヒステリックに差別を絶対的悪魔として糾弾してる人達が沢山いる

 無論、差別はいけない

 それは、当然のことだ

 

 私が嫌なのは、差別を、相手を攻撃する武器として使用してる人の心根です


 それ…なんか違くね?と、首を捻りたくなる


 使う人が、絶対正義の剣を振りかざす天使の皮を被った…何かに見えます


 高所から人を見下し、差別の弾丸を撃ち回るのは気分が良かろうものなのか?

 むろん反論はあるに違いない

 …

 でも、私から見れば、たいてい差別と言う言葉を使うお人は、こんな印象なのです


 内面を穿って見れば、甚だ宜しくなく、近寄り難いです

 問うてみたい…使うに際し、先のような気持ちが少しでも無いと言い切れますか?

 無ければ、あなたは既に正義の使徒です

 第●使徒かは、分かりませんが…



 思うに異国の方の使う差別と、我が国に住まう人達が使う差別とは妙に認識が違うような気がします

 もしかしたら、言葉の外見が同じの全く別の意味の言葉ななかもしれない…


 だいたい差別って何さ?

 これまで、周りに見たことがありませんよ

 差別する必要無いし、何故するのかも分からない

 もしあるならば、それは、日常で大人が止めるべき事案で大騒ぎする必要も本来はない


 根拠のある必要な差別なら分かります

 合理的な根拠があって、必要な差別ならば、それは実行するべきです

 その方策を差別と名付けるならば、そうなのでしょう

 必要なので、外から何と言われようとも実行するべき事柄で、判断が事実に即したものならば、其処に観念的なものを挟み込む余地などあろうはずもない


 実行された対象の方は、当然嫌だから差別と称して騒ぎたてるだろうが、それに頓着する必要もない

 果断に実行されるべき事柄だから


 もし相手の言に惑わされて判断に迷ったら、何が一番に優先されるべきか?自分にとっての大切なのは大事なのは何かを考えれば答えは明白であるかと思う

 正義は星の数ほどあるので、相手の正義が自分の正義と相入れないことはある

 だから相手の言が正しくとも、それは自分には関係はないと言えます


 何かを成すには、壁、抵抗、邪魔は沢山出て来る

 相手に取り、都合が悪いのだから当たり前で、正義の名の下に大義名分を掲げて抵抗してくるに違いない


 その御旗には、何と書かれているのか?

 …

 差別とは、かくの如く自己主張を通すのに、これほど都合の良い言葉はない

 なにしろ、どんな理由があろうとも、自分が不利益を被ったら、これは差別だと主張できるから

 もしかしたら、思慮の無い人らが応援してくれる可能性もあるし、正義の立場を主張するのは、自分の内面を正義で上塗りして自己を騙せるから殊更気持ちが良いのかもしれない


 そのような心根の卑しさが、見え透いて…




 …気持ちが悪い


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