歴史を夢想しながらの考察
人員縮小化の時代に生き残る方策
…そうそう、根っこに資力を注入するのじゃ
環境厳しい場所に自生している植物は、生き残るために自然と野生化してしぶとい雑草のようになる
即ち、根っこが広範囲に張り出している
繁殖力しぶとさで有名な竹なぞの根っこは、信じられないほどに地中を伸びている
組織で言えば、まさに末端に資力を入れ、増員すべき
更にその先、外部に協力者を募り、団体をつくり外壁をつくる 味方を増やす 地球を根っこで覆うくらいに…
言わば積極的な他力本願
本体は、逆に縮小してもよい
核になれば、それでよい
だから、最大人員を要する最前線の指揮官に、無能を据えるなど、根っ子を枯らす行為に他ならぬ人事の無能具合が際立つ笑笑
古代ローマ軍では、軍隊の規模、階級役職に、100人隊長を据えていた…この100人は、200人でもよい
つまり、動く単位を決めていて、その隊長格を重要視していた…ローマ軍の百人隊長と言えば大したもので、社会的地位も高い
言わば、最前線の要
後方の参謀本部ばかり肥え太らせても、最前線の要に無能を配し、人員を削減するならば、最初から勝負は負けている
最前線の人員を減らすのは、滅びの兆しに他らならない
敵が攻め寄せるなか、人員を削減され、無理して防衛線をなんとか守っている
なのに、大丈夫だと判断され、更に削減し、後方本部に人員を配置する…どうなるのだろう?
その方策には、むろん正しい理屈はあるのだろう
ただ、正しい理屈なぞは無数にあるのだ
まったく真逆の正しい理屈もある
だから、正しい正しくないで判断してはならない
これからの影響で判断する…100年先どうなっているか?
大抵の組織は、潰れて消えて無くなっていることだろう
自然淘汰です 舵取りを間違えたのだ
だが、落胆することはない
だいたいが100年持つ会社なぞは、そうそうない
責任者が舵取りを間違えて消える方が多数派で普通であるから
滅亡するは、普通で当たり前のことなのだ…
だからこそ、日常の判断、決断、行動の大切さが際立つ
だが、安心して良い
何もしなくても、最前線の末端の組織がしっかりしてれば100年は持つものなのだ
そう…其処から決められた人員を削減するなど余計なことをしなければ…