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暗闇に沈む陽  作者: sakura
53/1017

勿忘草

 腐れな身体から腐臭が漂う

 あああ、失敗した 

 涙が落ち、苦渋の呻きが

 地を這い泥を舐め、這いずり廻る

 天を指し示す 指が手が、助けを求めている

 掻きむしるように 掻きむしるように


  助けてくれ 助けてくれ…


  ごめんなさい 助けられないんだ

  遅かったんだ


 途絶える呻き声

  ごめんなさい ごめんなさい


 謝罪の言葉は要らない

 謝罪では助けられない



 傲慢には、より傲慢で、殴り合い

 淺ましさには、より淺ましさで、卑屈に卑怯に騙し合えばよかったのか

 独善の増殖に歯止めが効かず、癌細胞のように自己主張を喚き散らす

 喚けば救えるのか

 解決するのか


 天を衝く哀しみに誰が応えるというのか

 腹の底から突き上げる憤りは


 見ろ 現実を 現状を 現象を


 勇気とは、小さき者の一番相性の良い武器であり、志であり 徳である。

 思うことは 既に始めている


 始まっている 見れば道が 広がっている


 徳と知識で挑め、足掻け

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