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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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猫は話さない

猫がニャーと鳴いた

身体を足下に擦り付けた猫が見上げて語る



流れだ


流れなければ淀んで腐る

それこそ沼のように

それは先の無い停滞した、平和で平等なあなたが望んだ相応しい世界

怠惰な甘い夢想ものが眠る卵の殻の中の未だ赤ん坊の夢

やがて殻を破らなければ、いずれは割れるか腐るだけというに


出て来ないのかい?


…ぶち破れ


起伏があれば流れるだろう

流れれば遡る抵抗が発生するだろう

天にも昇って、雨となり落ち川となって流るる

神鳴りが鳴り、雷が落ちる

浄化され綺麗な、…だが厳しい世界

不平等な戦いと、山あり谷あり理不尽な、あなたに相応しい大人の世界


先に進めて、空さえ蹴り上げて跳んでしまえば良いのに


馬鹿みたいな御託に終始したものども、賢しげで薄っぺらい言葉に相応しい背景は幻 …気づけば消えていく

覚悟なき根拠なき自信はドブ川に流せる塵芥 それらは偽物で物の役に立たない


決断と行動で積み上げるしかにゃい



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