表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇に沈む陽  作者: sakura
515/1030

海の底

潤滑油が無ければ世の中上手くいかない

隙間無くピッタリと効率だけしか考えなけれは物事は失敗する

そう、現実には、潤滑油のように遊びが、余裕が必要不可欠なのです

機械でさえ必要なのに、言わんや人間ならば尚更です


ああ…それにつけても執筆中小説の機能復活しないかな?

思いついた事を試してみたけど上手くいかない

やはり、最初からエピソードとして書き、それは最初から固定された小説だけにしか投稿できぬようになっている

実に面倒

もっと融通が、効かないものか?

投稿先をフリーにしてくれるだけで良いのに




旧態依然とした時代にそぐわぬ無駄なものは削る事が必要だとは、私も実に思う

時代が経るに従い、やる事は増える

最初に決められた人員で、これら増えた作業分に対応するのは本来はない

何故なら人員は最初に設定された作業分の人員だから

それなのに作業は増えるから無理が蓄積する

余裕がなくなる


修正機能が働かないと事態は逼迫する

現場対応、臨機応変と聞こえの良い言葉を直ぐに提言するは無能の証

それだけにおもねるのでは直ぐに限界がある

物を取るのに手を伸ばすだけでなく、歩いた方が良いし、高い処ならば脚立や梯子などの道具を使うでしょう

動かず、手だけを伸ばしてみたり、跳んで取ろうとするは、ズボラ過ぎです


其々の立場の役割を十全に全うすれば良い

本来上下の役割の労苦は変わりないと思う

山間の渓流を流れる水も、河口に注ぐ川の水も、同じ川の水です

しかしながら最上位の位置の修正力を怠るは、河口域に多大な影響を与えるは必定 責任重大ですね


私が観るに、およそ作業量の9割は無駄で必要はない

それなのにしなければならぬのは要求する側に甘えがあり問題があるのかと思う

千手観音は、その千本の御手で全ての衆生を救うとされる

だが人には、当然ながら無理です

甘えや、その人自身の問題をも救う必要も無い


基準を正しさに求めるから際限無く作業量が増えていく

理念は大切だろう

しかし実働は、現実に標準を定めなければ現場が疲弊して潰れてしまう、正しさに殺されてしまうのだ

これこそ本末転倒です


舵は、切るべき時に切らねばならない

其れこそが舵を持った人の務めであると思う

ときに舵を90度、180度と大胆に舵を切る時は迷うし勇気もいる

でも、それって普段から小まめに舵を切ってなかったからでしょう?

小さく細かく細微に修正するとは、大胆に舵切る為に、準備や根回しや試行錯誤するのも含まれる


要求の全部に応える必要は無い

正不正を基準にするでない、やる側の裁量権、拒否権を尊重する

何故なら、本来やるかやらないか決めるのは、やる人の自由だし

やらない人が決めることではない

やりたければ、そのやりたい人の実力でやればよろしい

責任を取る人が決断すべきなのに、それが乖離してるから、甘えからの作業が増えるのだ

自分が責任取らねばならないとしたら、作業量を増やす決断はしない 実際放置しても変わらぬ無駄な作業が明らかならば尚更です

だからこそ、正不正を基準にするでない決断の自由を責任者に与えなければならない




…そんなことを世界の片隅で布団にくるまりながら考えた

ああ、まるで私は葉っぱの上をノロノロとしか進まぬ蝸牛のようです

或いは、深い深い海の底で、夢を見ている二枚貝のようです


ああ、早く真っ当な普通の人間になりたいと思う







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ