冒険者
疲労で倒れている私
私は倒変木です
林の中に倒れている灌木と同じものです
みじろぎもしない
疲労感の霧が漂う
たまに、「あ…あ…あう…。」とか、小さい呻き声
…既に力尽きている
気分は水に濡れたアンパン
青菜に塩
吸血鬼に日光浴
カラカラに干からびているぜ
思考に霞が掛かっているぞい
ぐうでだーでどーだ
だはがはふひひひー
最低歳悪ではないない こんな事など日常茶飯事、朝飯舞うほどどうってことないし たんにーツラいとき苦しいくぅってぇてー、キツくって倒れたままー放っておいてくれなんてな…と思うときが、スタートです
ボボんらボンボンと、くひーと、歯を食い縛り起き上がるのだ
どん底にいるけどまだまだ、くひひ、まだ甘いなと思う
だって身体はまだ動く
ひどいときは既に思うことなく気絶している
だから、ツラいのは錯覚です ちょっとした誤解なのです
ほら、うごく
手は伸ばせる 大丈夫だ、私は大丈夫
なんだか大丈夫な気がして来た
まずは、お風呂を掃除しなくては…
そして次なるは、夕食を…考えるだけで気が遠くなる
取り敢えず、ギルティのコーヒーホイップクリームを食パンに付けて口に入れれ…ミルクティーで流し込む
エネルギーを入れなければ、車だって走らない
しばし休んで、ゴロゴロと移動する
二足歩行に挑戦です
人類にとって小さな一歩だが、私にとっては大きな一歩です
出来ないと思い込んでいる未踏破領域を進むのだ




