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窓から外を眺める
未だに喉痛く、咳が出る
病に罹ったのは、誰のせいではない…
風が吹けば、木の葉が舞うくらいの自然現象です
生きていることも、それに意識が宿ることも、光りが明滅するようなありきたりの自然現象なのかも
無機物の現象に生命を意識する
炎の揺らめき、風や水の流れ、天候や四季の移り変わり、大地から出る生命の息吹き…
全てに生命が宿っている
咳をしながら考える
人だけが自然と交わらず、孤独のままで歩んでいく
それ故の苦しみや哀しみがあり、また喜びと楽しみが生まれる
不変であることが生き物の快楽だと聞いたことがある
いつかはその境地に達することもあるだろう
眠りて夢見るならば、それも良いかもしれない
でも、それだけではつまらんじゃろう?
まだ頭が霞んで、喉に熱が籠っているから本調子ではないから無理は禁物
力が出ぬので、せめて窓から外を眺める
体調が良くなったら、遠出したい




