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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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魔王

 もし、悪いことをしなければならないとしたら、と考えた。

 



 荒野にさまよいし旅人を癒す、荒野に咲きし一輪の花。


 ブチっとちぎり取る。

 

 わははっ、見たかっ、我が悪行を!

 なんて酷いことを。 

 我の非道の行いに、世界から非難の嵐がくることだろう。

 

  花を一輪挿しにいける、わしだけ花愛でる




 オアシスの水を腹一杯飲む。

 旅人の憩いの場所、その水を飲むなんて、なんて酷いことを。

 喉が乾いた旅人が、水が減ってることに気付き、チョーガッカリを想像する。

 わはははは、わし悪人。


  水美味し、異常なしや




 誰も、まだ踏んでない新雪に、バタバタ足跡つけちゃるわ。

 綺麗なモノを汚くしてやるのだー。

 わし、チョー悪人や。

 わははははー。

 これならば、景観を損ねて、見た人ガッカリぞ。


  一本の道になるように踏み固める。中途半端はあかんで


 

 


 むふー、このような悪行の数々を思い浮かぶなど、わし、もう魔王級やな。

 少し楽し。

  


 


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