是空
眠い…
睡眠を取らなくてはならない
気をゆるすとあっという間にに意識を持っていかれる
足を引きずる気持ちで、何とか自宅にたどり着く
この頭に掛かる睡眠欲の霞が厄介です
仰向けに寝て携帯を持ち、入力してると…携帯を落として顔に当たると地味に痛い
さあ、布団の上ならば、これで意識がいつ飛んでも大丈夫
…
…気がついた時には、陽が暮れていた
うむ、順調にタイムリープした模様である
頭の霞が多少取れている
それでも身体は動かない
身体を労ってあげたいのに真逆の結果よ
せめて休まれよ
いやいや、かたじけない
誰も労ってくれないから、自分で自分を労る
車に喩えれば、オーバーヒートした状態…
何もしたく無い状態、つまり空です
特に一言も口を利きたくも無いし、もう動きたくもない
色即是空、とにかく頭が休止状態…
もう、なんでもどうでも良いから放っておいてくれモードです
もし見かけたら、そっとしときましょう
人には、この様な時があるのです
こんな時は話し掛けられても絶対に喋りたくない…
しばらく混沌に意識が微睡み、…やがて、お腹が空いている事に気づいた
よし、ご飯を作ろう
自分一人だけなら、明日の朝まで寝るけど、そんな訳にもいかない
だがまずは、不在の間荒れ果てた台所の環境整備です
自分が虚ろな目をしてるのが分かるが、数時間休めたから、身体は自動で動けるはず…
さあ、24時間働ける戦士の詩を高らかに歌うのだ
つまりこの詩の内容は24時間は賞味期限なものだと解釈すれば、多少オーバーしたり、連続しても大丈夫であるのだと思う
だいたいやりもしないで文句を言うのは最低だし
少しやっただけで文句を言うのは更に最悪だ
御託は聞きたくないし、行動で証明するべき
人は、自分が為した事は5割から10割増しで自己評価が高く、他人が為した事は、逆に低く見積もっているそうで
是正して自己行動を客観視してみれば、自分が為した事など、それほどでも無い…ミジンコくらい?
だから、徹夜した後、家事するのもなんてこと無いはず




