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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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祓う

一人で所用、車でお出掛け

到着前にさるレストランで昼食を取ろうと思う

ちょうど一台駐車場が空いていた

横付けして、ハザードを点けて後続の車両をやりすごそう


そしたら、後続の白い車が真後ろにピタッと着けてクラクションを鳴らしてきた

鳴り方が、結構激しい

あれ?追い越し難しいかしら?

路上に停車してるのはこちらだし、別段争うようなことではない…大人な対応で一車両分だけ前に出す


白い車は頭を右に振ると、後ろから残りの空いた駐車場の一枠に躊躇なく入れた


は!?…えーーー!

呆然とした こういうのってあり?


当然憤る


オマエ、ギルティ…

だがバックミラーを見ると家族連れなのが見てとれた

釈然としないながらも、もしここで私が文句を付けに行ったら最悪な家族団欒になるに違いない

憤懣やる方無いけど、周りの提携駐車場に車両を回し停めた



歩いて入店し、ピザを注文し、いただく

熱い、美味い、熱い、美味い…。

退店時には白い車両は、もう居なくなっていた


店から駐車場の補助券貰うも全部賄いきれず、機械から100円請求される

オノレー、アノヤロウ


いけない、思考が殺伐で下品だ

なにより、私が目指す普通の庶民とは離れている

反省、反省…



過ぎ去ればあまりにもクダラナイ原因、怒る価値すらない

煩うほうが人生の無駄、時間の無駄


同様のものは引き寄せ合うという、そして互いに反響し合う

それは負の連鎖に繋がる心のあり方

相手と同じくでは、虫唾が走りそれこそ我慢できない

影響を受けたくもないし、リターンもしたくない

今回は別の隔絶した世界の住民と、偶々邂逅してしまった不幸な偶然

絶対縁を持ちたくはない

実害は100円だけど、悪縁切りの為のお賽銭を払ったものと思えば安いものと考える


それにつけても車の運転してると怒りの沸点が低くなるような気がする

周りの車と交差する機会が多くなる点

運転に伴う責任

運転すると言う事は、ある意味特別な地位なのだ

それなりの責任に耐えられる人格すら求められると思う

今は誰でも取得出来るけど、だからこそ個の裁量に伴う責任が求められる


つまり、私の行いは内心はさて置き、運転手として真っ当であたのだ

(これにて自己正当化完了)

よし、運転する際は、努めて心鎮めよう




[蛇足]

直感で反応する短期思考は、割と間違う

生命の危険が無い時は、約6秒待ち、論理的思考が働く長期思考に切り替えた方が正解を引き当てると本で読みました




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