神は偉大なり
光りがあれば必ず影もある
原始、炎の明かりに照らされ出来た岩壁にうつる踊っている黒い影
これが物質世界における私達人類だと言う
一人の哲学者の意見
割とイメージしやすく表現的にも優れているので、何度も焼き直しされている
未だに理解が付かないが、その哲学者が言うには、真なる世界があって私達が住んでいるこの世界は影のような物らしい
ふーん、そうなんだ…。
そんなわけあるはずがない…聞いた当初はそう思い歯牙にも掛けなかった
今では少なくとも観念的な説明ではありなのかなとも思う
種や個人による違いから起こる環世界的な例もあるし
人間自体、動物とは違う多層構造的な特別なものだと思い込みたいだけかもしれないけど…
空想では、わりと好き勝手に自由に多元多層な位置端末の一つなのかな?などと思っていたりする
それにしても世界からは争いや事件がなくらならないなぁ
はたして人類は欠陥品なのか?
人類よりも優秀な種が出てきてもおかしくない程の愚かさです
…もはや滅んでもおかしくない程の
それでも存続を許されているのだから、まっこと神は偉大で寛容なり
種全体を見れば本当に好き勝手やってることは違いない
関係無くは無いのだ
他種族からクレームがついてもおかしくないほどです
取り敢えず呪文でも唱えてみるか…
滅びよ 滅びよ 狂い踊りて滅べ
互いに斬り殺し 欲望を叫ぶ下賤な猿の系譜の末共よ
既に時は満ちた 滅ぶがよい 自らの願いのままに
争いを内包する宿命 暴走する機関車のように
石炭を焚べよ 狂ったように汽笛をならせ
Railは崖へと伸びている 飛べるのか 鉄の塊りが
罪禍と共に堕ちるがよい 世界を道連れにするか
神に祈れ 責任逃れの不作為が滅びを加速させる
神のものは神に 人のものは人に返すべし