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暗闇に沈む陽  作者: sakura
392/1028

暁に生まれ、夜半に還る

暗闇に風の音

暴風が吹き荒れる

引くような音にたわむ音

聴きながら闇に身体が沈んでいく


外ではうるさい程に風が吹いているというのに

静かにシュウソクできるとは

ほどなく風の音さえ聞こえず

心臓のドクンとした音に変わるだろう

血流が身体を巡る音、生きている証である


明日起きたら風は止んでいるだろうか

眠れば今日の僕は終わり

明日の僕へバトンタッチだ

眠い眠い 落ちていく

さようなら世界よ


さようなら風の音よ


そろそろ時間であります

みなさんお休みなさい

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