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暗闇に沈む陽  作者: sakura
38/1015

瀑布

 轟轟とした大瀑布の前に立つ


 遥かな上空から、何万トンもの膨大な水が無造作に落ちてくる

 あたりは、落ちて来る途中で拡散した細か水分が、霧のように漂よって、まるで白い世界


 轟轟とした水が落ちる音しか聞こえない


 小さい水の粒子が頬をうつ

 すぐに濡れて頬を流れる

 

 何も聞こえない

 何も見えてはいない


 瞬間、瞬間、全てが刹那の瞬間で、スライドのよう


 上から下へ落ちていく

 流れていく、轟音を伴って

 それは、外から眺めているから分かるのだ

 上の水が、下に落ちる、同じ水が、上にあり下にあるのを一望に見える位置にいる

 数秒の時間を一望に感じる位置にいることが分かるか


 流れの中に入れば、あっという間に、流れていくだろう


 それも良い

 激動に身を任せるのも


 あらゆる位置から、角度を変えて、見たいのだ


 真実を


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