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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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悪人

全ての人は心と口と身体で悪を作り続けると言う

言い得て妙だ

全ての人は善悪併せ持つから本当の事で片方だけなら悩むことは無い

なのに自分の事を悪人だと分かる人は少ない

自分で自分を騙しているからだ

真っ当な人なら当然の事で、誰でも自分の事を悪人とは思いたくも無いだろう


しかし自分の中の悪人を無視して認めないとどうなるか?

それは心の中で自由に動き始め、そして囁くのだ

自分のやる事は正しい行いなのだと

そんな全てに完璧な人などいるはずがない 神様じゃあるまいし


正しい善人ほど始末の悪いものはない

何しろ正しいから反省しないし改善もしない

周りに大迷惑だ

自分の主張や行動を裏付ける理屈や法律を探し出して来て理論武装するから、その理屈は間違っていない

だから人間は間違っているけど、切り抜いたその理屈は間違ってはいない

いくらでも自分に都合の良い理屈や法律は見つけることは出来るし、正しさとは人の数ほど無数にあるから、物差しにはならない


独りよがりの正しさを周りに振りかざす通り魔です

しかも自分が悪いとはこれっぽっちも思っていない

これには名前が付いている

独善と言う

善人の皮を被った卑怯者だ


独善なる者は、ここまで説明したとしても自分の事とは露とも思わないはずだから、そんな人は該当者で危ない

本人は幸せなのだろう

周りが迷惑なだけで

今も他人事のように読んでいるはず


自分の中の邪な気持ちを見つめるのだ

正当化した裏に潜む自分の気持ちを

自分よがりの勝手な欲望があるのだろうな

どんよりドロドロな曇天です


でも大丈夫 雨が降れば傘を用意すれば良いし

どんな人にも心の中に太陽があるから


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