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暗闇の海
朝焼けだ
眠い目を擦る
悪くない
始まるということはわるくない
空が紅く染まっている
この一瞬後に
不予測の出来事が来るとは誰も思わないだろう
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悲しい、涙する
悲しみと怒りの憤りは何処へ
暗闇に思う
透明で静かで遠い、遥か先まで何もなく冷たく澄んでいる
明日の朝まで夜は続く。
静かな海のようだ、暗闇の水をたたえた、波間から星の煌めきがのぞく。誰もがみてるに違いない,あのキレイな星も、煌めきも、静かな暗闇の水も。
暁になると消えるまで
何層にも重なった雲間から光りが漏れるまで